コロちゃんのおかしな日記

アコギなソロギター演奏可。働いて、子を育て、えんやこらさ。

詞の行方と、森田樹優さんQちゃんとのこと

作詞者さんに、お返事が出来ないまま、コロナ禍があったり、結婚、出産、と私生活もバタバタし出して、時間がどんどん過ぎて行きました。時々、折に触れては詞のことを思い出すのですが、長きに渡る、気ままなシングルライフから一気に5人家族プラス猫1匹と急激に変わった生活の中にあっては、作曲はおろか、ギターを弾くことすら、ままならない状況になりました。

 

音楽仲間からは、「もう、コロ助は音楽、終わりだな」と言われることも、ちらりほらり。家庭と仕事と音楽と、どっちが大事なの!と言われたら(幸い、そういうことを言うパートナーではありませんが)、音楽で生活出来るほどの収入があるわけではないので、やっぱり目の前のチビを見ると、ギターも後回しになってしまいます。

 

音楽との両立。1日24時間、うまく使えば、何だってやってやれないことはないと思うのですが、やりくりのヘタクソな僕は、年に一回、コロQのライブ、同じく年に一回、シェリフのライブ、というのが精一杯でした。アコギのソロライブは、本当に日々の練習が大事なので、人前で弾くからには、しっかり仕上げていかないといけません。

 

そんなわけで、僕にとって、一番肝心のアコースティックギターが満足に弾けない日々というのが、ずっと続いていましたが、そんな中で、シェリフでの新譜発売があり、レコーディングスタジオで部分的ですが、エレキギターを弾いて来たり、コロQでも、2人で作った曲をレコーディングしよう、と言うことになり、そちらもレコーディングしたりしました。

 

あれ、待って。2人で作った?Qちゃんが曲を作ってくれたのでしょうか。いいえ。何と、この時の作曲者は僕、コロ助だったのです。コロQの曲は、Qちゃんからお話のインスピレーションをもらって、こんな感じかな、と思いながら作りました。とはいえ、最初はやっぱり、出来たばかりの曲を聴いてもらうのは恥ずかしいことでした。

 

ところが、Qちゃんは不思議な人で、いつも笑顔と元気な声で、ぽん、と僕の背中をいとも簡単に押してくれます。「大丈夫、大丈夫!コロちゃんなら出来るよ、やってみよう」といつも言ってくれます。そうだ、思い起こしたら、Qちゃんの強力な磁力みたいな力に引っ張られて作れるようになったのです。

 

始めてコンビを組んだ時のこと。町田の改札を降りてすぐの、お花屋さんの前で待ち合わせをしてから、モディというビルの中に入っているコーヒー屋さんで打ち合わせをしました。Qちゃんは不思議な人。そう書いてて、更に思い出しましたが、打ち合わせで最初の一声が、「いやー、コロちゃん、いいね。2人でやったら面白そうだね。またやろうね」でした。

 

え、Qちゃん、まだ何もやってないよ。そんな感じから、打ち合わせが始まりました。30年以上、プロの現場で闘って来られているQちゃんですが、そんな態度は微塵も感じさせません。一所懸命で、明るく、少年みたいに笑うQちゃんと、2人で打ち合わせをしていて、本当に楽しいなと思いながら、過ごした時間でした。

 

Qちゃんは女性ですが、話をしていると、そのピュアな少年のような魅力に、何故か僕の方が女の子みたいにキュンキュンしていました。それに気付いたのか、QちゃんがコロQのキャッチコピー作ろうよ、と言って、「うーん、そうだな〜。『少年ハートのQちゃんと、乙女ハートのコロちゃん、2人合わせてコロコロコロ〜!Q〜〜〜!』というのは、どう?」と、その場ですぐに、楽しいキャッチコピーを作ってくれました。

 

そして、更には、二人のオリジナル曲を作ろうよ、と、Qちゃんが、言い出して、どんな感じがいい?好きな食べ物は?コロちゃんて、どんな人?Qはね、こうだよー。とか言いながら、その一つ一つを、どうやら歌詞にしているようでした。「はい、メロディつけてね」。もう作る前提で話が進んでいます。

 

そんなQちゃんに刺激されて、そうか。難しく考えないで、作ってみればいいんだ。と考えられるようになったのです。それで出来た曲が『ぼくのマドンナ』と『月のブランコ』です。それから、驚いたことに、活動的なQちゃん、月のブランコは絵本にもしてしまいました。こちらは誰でも読めるようになっていますので、リンク貼っておきますね。アオン・ポーロさんの絵もとても素敵です。

 

https://moritakiyu.studio.site/moonswing

 

そんなわけで、コロQのレコーディングも楽しくさせていただきました。Qちゃんの周りのレコーディングメンバーも、皆さん、みんな素敵な方達でした。楽しかったな。それで初めて形にしたソロギターのオリジナル曲『ぼくのマドンナ』。このレコーディングをする時は、みんなが聴いている前で、たった一人で録音したので、えらく緊張したのを覚えています。

 

話が、依頼された詞ではなくて、Qちゃんとのお話になって来ちゃいましたが、僕が作曲をするようになるのに、とても大事なポイントでした。依頼された詞の話はまた、この次にします。

 

続く。

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【お知らせです!】

湘南シェリフ、約2年ぶりのニューシングル!トリプルA面『湘南サマーブリーズ/ひとりの悲しみまた逢う日まで

↓公式ホームページよりご視聴いただけます。

https://columbia.jp/artist-info/sheriff/

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【自己紹介】

今回もお読みいただきありがとうございます。ギタリストのコロ助です。

 

『湘南シェリフ』(日本コロムビア)というバンドでギターを弾いたり、声優の森田樹優さん(Qちゃん)と『コロQ』で絵本読み合わせライブをしたり、日本屈指のギタリスト堀尾和孝先生直伝のアコースティックギター1本でのエンターテイメントライブ『アコギ一本勝負!』をしたりしています。

 

橋本アリオのセブンカルチャークラブでギターとウクレレの講師もしています。

 

サラリーマンしながら音楽活動と子育ての両立に、楽しくも悩ましい日々を過ごす毎日です。

 

湘南シェリフ(日本コロムビア

https://columbia.jp/artist-info/sheriff/

PV『湘南レイニーデイ』

https://youtu.be/atgO642Q6eE

PV『湘南サンセットビーチ』

https://youtu.be/nLyhosPIQ8Q

PV『シーサイドロマンス』

https://youtu.be/oUZ5cGB_U1c

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コロQ(森田樹優さんとの絵本読み合わせユニット)

森田樹優さん

https://note.com/qtikki

 

アコギ一本勝負!お師匠様

堀尾和孝先生

https://holiokazutaka.wixsite.com/kazutakaholio/home

 

セブンカルチャークラブ橋本

ギター&ウクレレレッスンやっています。

https://cul.7cn.co.jp/categorys/category_346.html

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