コロちゃんのおかしな日記

アコギなソロギター演奏可。働いて、子を育て、えんやこらさ。

兄弟子のこと

僕が、BUNさんに初めて会ったのは、浜田校長を追いかけていった、横浜フライデイでのレッドホットチリビーンズのライブでした。次は、四谷三丁目ソケースロック、レッドホットチリビーンズと堀尾先生のコラボライブ。それから、東邦音楽学校で同じ先生の弟子としてお会いました。ですので、勝手に僕はご縁を感じていました。

 

身体も、歌声も、心も、大きかったBUNさんは、ライブでご自身が演奏される時はもちろんですが、他の人が演奏している時も、100パーセント、全力で応援されていて、嘘、偽りのない真っ直ぐな、お人柄は、みんなに愛されています。僕も沢山応援していただき勇気づけられてきました。そして、あの大きい声が、ずっと耳に残るのです。

 

実はBUNさんは、従業員を沢山抱える社長さんで、年も僕より、だいぶと先輩ですが、そんな事は、一切関係なしに、会うと「おおー!コロ助ぇ〜!今日もよろしくな〜」と、いつもパワー全開で、気さくに話し掛けてくれるのでした。同じ師匠の門下生として、部活の先輩後輩、というか、やっぱり弟弟子と言うことで、可愛がってもらっていました。

 

話は前回の続きになります。赤坂ふらっとんカンティーナで、久しぶりにお会いしたBUNさんの雰囲気がいつもと違いました。出戻りでノコノコと戻って来た僕に対して、怒っているのかもしれない、そんな気もしました。それは自分が悪いので、致し方ないと思い、これからがんばって演奏で見ていただこうと思っていました。

 

しかし、この時のBUNさんは、堀尾先生とのユニットで、本気でプロデビューを目指されていて、確かその時から2年後くらいだったと思いますが、60才の還暦までにその夢を叶えるつもりだということを、ライブ中のトークで知ります。なので、ライブに対する集中というか、今までと、まるで気迫が違ったのです。

 

BUN&HOLY。堀尾先生がギター、BUNさんはボーカル、時に二人で一つのマイクで歌うシーンもあり、二人は師弟関係にはありますが、ステージの上では、息の合ったパートナー同士という感じで演奏されていて、素晴らしいステージでした。BUNさんの得意曲、ルイアームストロングの『この素晴らしき世界』も、眩しいくらいに磨きがかかっていました。

 

この日、僕も先生から飛び入り演奏で一曲やりなさい、と言われて、ヴァンヘイレンの『ジャンプ』を弾きました。堀尾先生の秀逸なアレンジ曲です。演奏中に、サビのところで、「ジャンプ!」と言って、ぴょんと飛ぶと、毎回みんなが喜んでくれるのですが、この時は気合を入れていつもより高く飛びました。この時の事、後で、「コロ助が堀尾先生の『ジャンプ』で、アスリートみたいに高くジャンプしてた!」とmixiで楽しい記事にしてくれてました。

 

そして、ライブ後は、いつも通りのBUNさんでした。本当はアコギ修行の道半ば、途中でいなくなった僕のことを、怒っている部分もあったかもしれません。でも、BUN&HOLYのステージが、しっかり観れて良かった。お二人のユニットの活動は、みんなが楽しみにしていたと思います。酔弦ファミリーも全員、応援していたと思います。

 

だけど、この日の赤坂ふらっとんカンティーナで、僕がBUNさんのステージ演奏を観るのは最後になってしまいました。2015年の6月に倒れられて、入院。元気に回復されて、戻って来られるものと信じていましたが、叶わず、この世を去られてしまいました。あまりにも突然な別れに、言葉がありませんでした。

 

 

翌年から、堀尾先生に習ったギターでソロライブを定期的にやるようになりました。時には、『コロ助アコギ一本勝負!』などと、先生のお許しもなく使ってしまい、先生から大変なお叱りをいただき、大反省するということもありましたが、それでもあちこちで演奏させていただける場所も出来て、毎回来てくれるお客様もいてくれて、少しずつですが、アコギな大海原に出て行くことになります。

 

基本、毎日仕事はしていたので、昼は仕事、夜はそのままギターを持ってライブハウスへ、という、ハードでしたけどドキドキとワクワクがあって刺激的な毎日でした。練習もよくやっていました。その当時はマンションに住んでいたのですが、夜中にハイウェスターとかを弾くので、お隣からクレームが3回来ました。

 

基礎練もやればやるほど、上手くなれるんだと信じて、演奏のない普段の日は仕事から帰ったら、食事と入浴以外は、寝るまでの時間、全部ギターを弾く時間にしていました。東邦音楽学校の時、堀尾先生の教室に、1番最初に通い始めた時に、このくらいしっかり練習していたら、もっと未来は変わっていたかもしれませんが、この時期は空いた時間は全部、ギター練習にベットしていました。

 

今思うと、BUNさんに背中を押されて、練習に没頭出来ていたんだなと思います。2016年2月にソロ活動を始めて、3年後。2019年12月6日に『アコギ一本勝負!』を襲名します。と同時に先生の弟子も卒業します。襲名式であり卒業式でもあった、この日、BUNさんのことも少し話しました。今でも、僕一人だけの『アコギ一本勝負!』と思っていません。

 

そして、堀尾先生からいただいた、酔弦ストラップです。色んな思いがこもっています。

f:id:korosuke7:20230131104553j:image

【お知らせです!】

湘南シェリフ、約2年ぶりのニューシングル!トリプルA面『湘南サマーブリーズ/ひとりの悲しみまた逢う日まで

↓公式ホームページよりご視聴いただけます。

https://columbia.jp/artist-info/sheriff/

f:id:korosuke7:20230129172123j:image

【自己紹介】

今回もお読みいただきありがとうございます。ギタリストのコロ助です。

 

『湘南シェリフ』(日本コロムビア)というバンドでギターを弾いたり、声優の森田樹優さん(Qちゃん)と『コロQ』で絵本読み合わせライブをしたり、日本屈指のギタリスト堀尾和孝先生直伝のアコースティックギター1本でのエンターテイメントライブ『アコギ一本勝負!』をしたりしています。

 

橋本アリオのセブンカルチャークラブでギターとウクレレの講師もしています。

 

サラリーマンしながら音楽活動と子育ての両立に、楽しくも悩ましい日々を過ごす毎日です。

 

湘南シェリフ(日本コロムビア

https://columbia.jp/artist-info/sheriff/

PV『湘南レイニーデイ』

https://youtu.be/atgO642Q6eE

PV『湘南サンセットビーチ』

https://youtu.be/nLyhosPIQ8Q

PV『シーサイドロマンス』

https://youtu.be/oUZ5cGB_U1c

f:id:korosuke7:20230129172134j:image

コロQ(森田樹優さんとの絵本読み合わせユニット)

森田樹優さん

https://note.com/qtikki

 

アコギ一本勝負!お師匠様

堀尾和孝先生

https://holiokazutaka.wixsite.com/kazutakaholio/home

 

セブンカルチャークラブ橋本

ギター&ウクレレレッスンやっています。

https://cul.7cn.co.jp/categorys/category_346.html

f:id:korosuke7:20230129172148j:image