桃姫バーガー - コロちゃんのおかしな日記

親指サイズのハンバーガー。仕事から帰って来たら、桃姫が用意してくれていました。ちっちゃい材料が入っていて、電子レンジを使ったりなんだりして、自分で作って完成させるお菓子のようです。初めての桃姫からの手作り料理ということになりますか。でも、ハンバーガーのような、そうじゃないような、何だかよく分からない味でした。

しかし、もちろん味は関係ありません。パパに作ってあげよう、と考えてやってくれたことが感動です。実際、よく出来ていました。事前に、ママが「モモが、ハンバーガーをパパにって作ったよ」と写真を送って来てくれていたのですが、最初、その写真を見た時、どこかのファーストフードに食べに行ったのかなと思うくらいの完成度。

よくよく見て、あ、これは、随分と前にスーパー三和で、「一緒に作ろうね」と言って買ったお菓子だということに気付きました。買ってはみたものの、家に帰って落ち着いてしまうと、作るのが億劫になってしまい、また今度ね。と逃げてしまいました。また今度、また今度が、しばらく続き、長いこと、そのままにしてしまっていました。

不意打ちで送られてきた写真。アップで写されていたので、ハンバーガーの大きさがよく分からず、パッと見では、本当にお菓子というのが、分かりませんでした。帰って、箱を見てみたらクラシエって会社が出してる、知育菓子な　というものだそうです。すごい、よく出来ています。

「クラシエ」って、料理レシピの動画チャンネルじゃなかったっけと思っていて、こういった知育菓子の販売とかもするんだ、へぇー、と思って調べてみたら、料理レシピの方は「クラシル」でした。一字違い。そのクラシエのホームページを見てみると、『みんなの知育ひろば』というのがあって、その中の商品紹介のところで、このハンバーガーも出ていました。

知育ひろばの商品を見たら、ざわつく名前を発見しました。

『ねるねるねるね』

何と、あの、ねるねるねるねもクラシエの商品だったようです。一世を風靡した、あの、ねるねるねるね。僕が小学生くらいの時のことだったと思いますが、時を経て、まさかこんな形で、また、その存在を知らしめられるとは。‥というほどでもありませんが、何だか懐かしくて、嬉しかったです。

また、桃姫とスーパーで買い物をしていると、懐かしいお菓子、というかずっと売られ続けているお菓子を発見することがあって興味深いです。駄菓子的なものもそうですが、ベビースターやカプリコとかだって、僕が小さい頃からあったと思います。何十年売られ続けているんだろう、と考えると、結成45周年と謳っている自分たちのバンド、湘南シェリフも、まだまだ特別なことではない、という気もしてきました。

お菓子売り場という限られたスペースの中で、常に子供達の、時には大人の、指示を得続けて、きっと小さなリニューアルというのはあるものの、同じ商品として、移ろいやすいこの時代の流れの中、何十年と存在し続けているというのは、各企業の並々ならぬ努力の賜物なはずです。

ハンバーガーのような、じゃないような、何だかよく分からない味とか、軽々しく言っていい言葉ではありません。敬意をもって、しっかりと味わうべきでした。ちょっと後悔しつつも、また、桃姫に良い思い出をもらえたということはありがたいことです。何十年と愛されて続けているお菓子達のことも、考えるきっかけとなりました。

完成度が高い、注目を浴びてる、話題性がある、CMや広告などの認知度、長年の人気の秘訣は様々だと思いますが、長く愛される作品、楽曲を僕も作ってみたいと思います。今までは、そうなったらいいな、と思うだけでしたが、数年前からギタレレで曲を作り始め、『ぼくのマドンナ』は声優のQちゃんが歌ってくれたり、『ヨコハマナイトアンドデイ』は音楽仲間のBONさんが歌ってくれたりして、少しずつ形になっています。

まだ駆け出しの身ではございますが、自分の作った楽曲を提供して、それを自分以外の人に歌ってもらう、という新しい感動を知ってしまったので、作曲活動もこれから力を入れて行きたいと思います。そして、良い曲が出来たら、ソロギターにアレンジして、まとまった音源をアルバムという形にしたいです。

みんなに認められるオリジナルのソロギターアルバムを作ったら、堀尾先生から黒帯の酔弦ストラップをもらえることになっています。ひとまずの僕の音楽の目標はそこです。愛される曲を作らねば、と、ひとり鼻息を荒くしています。アコギ一本勝負！襲名から、出産、子育て、そしてコロナ禍。何をどうしたら良いか分からなかったけれど、少しずつ道が見えて来ました。

関わってくれている、周りの方々全員に本当に感謝なのですが、そのきっかけをくれたQちゃんとBONさんに感謝しています。

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