4番目の家族 - コロちゃんのおかしな日記

ドア越しに覗いていますのは、うちの猫ちゃん。サリー先輩。ご飯の時間になると、現れて、ドアを開けろとアピールをしてきます。ドアのガラス越しに目だけが光っていて、無言のプレッシャーがやたらと強いです。うちの家族では、加わったのが僕より先なので、サリー先輩です。サリー先輩の圧。

もう何年も一緒に住んでいますが、決して心を許してくれません。というか、人の心が読めるサリー先輩には、僕は完全犬派で、うわべだけの猫かわいがりというのが見抜かれているのだと思います。サリー先輩。ルックスや立ち振る舞いを見ていると、和むし、可愛いのですが、僕には、まるきり懐いてくれません。

近寄ると爪で引っかいて来たりして、ますます可愛くありません。本当だったら、ご飯係の担当はだいたい僕なので、もっと喜んでもらえていてもいいんじゃないかと思いますが、先輩、後輩の上下関係は絶対、という態度です。僕も最初は友好的な関係を築こうと努力もしましたが、最近は消費するばかりなので諦めつつあります。

溝が深まるばかりの二人（匹）の関係。でも深まるばかりも面白くないので、そもそも、何で猫が好きじゃないのか、ちょっと振り返って考えてみたいと思います。今まで、飼ったことがあったのは、犬だけでしたので、猫を飼うというのはサリー先輩が初です。初めての猫との生活は、犬の時とそれは勝手が違います。

もしかしたら、飼っていたのは犬達への思い入れが大き過ぎるのかもしれません。あと、めちゃくちゃ寄って来ていた犬達に対して、めちゃくちゃ寄ってこない猫。え！と思うくらい、本当に全然、寄ってこない。何もしないでも来てくれる犬は受け身の自分にとっては楽ですが、努力しないと振り向いてくれない猫を、相手にしているととんでもない疲労感があります。

僕自身が年を取って疲れやすくて、余裕がないからというのもあるのでしょうか、でも単純に年齢のせいというわけでも無さそうです。年齢で言ったら今年、82歳になる斉藤さんは、自分ちの猫達に嬉しそうにご飯をあげています。しかも5匹くらいをいっぺんに。ニコニコ猫を見ているだけの斉藤さんを見ていると、相手に対して見返りを求め過ぎな自分が恥ずかしくなります。

あと、一緒に出掛けると、お昼ご飯をいつもおごってもらっているので、よく考えてみたら、そうやってかわいがってもらっている僕も、斉藤さんちの猫みたいなものです。じゃあ、僕は斉藤さんに何か返しているのかと言ったら、好き勝手にやっているだけなので、全然、サリー先輩のことを言えた義理じゃありません。

努力が足りません。改善を考えながら、努力を積んで行きたいと思いますが、ギターの練習はあいかわらず出来たり、出来なかったり、時間の確保が本当に難しいです。その上、やりたいことのほうは次から次へと出て来てしまいます。そんなに余裕なんてないので、何かを得るには、何かを捨てないといけません。

捨てる作業。分かりやすいところで、部屋と車の片付けで必要ないもの、必要あるものを分けて処分を進めています。これは本当にちょっとずつですけど、片付いて行くのが目に見えて分かると気分も良いですし、身体の調子も良くなる気がします。何より、嫁さんの目が優しくなっているような気がします。

あと、使わないまま、何年も経っているものがあって、もったいない気持ちもありますが、そういったものは思い切って捨てるようにしています。ただ、うっ！となってしまったのは、机の片付けをしている時に見つけた、いつかやろうと思っていた動画撮影用の機材。一応、最低限必要なものを揃えたつもりでしたが、これが箱から出してすらいないという最低な状態のままでした。

この機材も使ってないから処分？うーん。どうしたものか、と考えましたが、いやいや、思い出しました。机の上を片付けて、スペースを確保して、それから動画撮影なりパソコン作業なりをしてみようと思っていたのを思っていたのでした。そうだ、そうだ、そのためにも早く片付けてしまわないと。よーし、とテンションが上がりはじめました。

動画を撮る、パソコン作業をする、すぐにでも出来そうなことですけど、まずはスタート地点に立つための片付けということでした。YouTube始めたという知り合いの中にもチャンネル登録者数1,000人越えの人が、ちらほらといるのも勇気をもらっています。まずは始めることですね。

じゃあ、僕はYouTubeいつから始めるの？というところなんですけど、今のペースで片付けをしていたら、終わるのはまだ1ヶ月くらいかかりそうです。なので、新入生じゃないですけど、4月の新学期から始めてみるというのも、何かタイミング的に良いかなと思い始めて来ました。確定申告もしなきゃいけないし。

桜の季節に、サリー先輩の愛くるしい動画でも撮りますでしょうか。そこも仲良くなるというスタート地点まで、まずはがんばらねば。

f:id:korosuke7:20230209175933j:image