割れた水筒の蓋 - コロちゃんのおかしな日記

今日は、ちょっとネジが取れそうでした。ウクレレの教室が終わって、ギターの教室に移動する時に、いつも持ち歩いている水筒を、うっかり落としてしまいました。これが、オーマイゴッドなことに打ちどころが悪く蓋がパカっと割れてしまい、床に中身をバシャリとぶちまける始末。びちゃびちゃになった床をセブンカルチャーのスタッフさんに片付けてもらうという、大失態。とほほ。

「全然、大丈夫ですよ。でも、先生、疲れていませんか？」とスタッフさんに言われてしまいましたが、相変わらず、先生という呼ばれ方にも慣れません。疲れている、というより単純に寝不足です。今日のレッスン内容を考えようと、昨晩は徹夜のつもりでいましたが、チビの寝かしつけの時に、一緒に寝落ちしてしまいました。

いかん！と思い、起きたのが真夜中の2時過ぎ。布団から飛び起きて、ギターとウクレレ、紙とペン、キコキコ考えたりして、朝を迎えました。数時間でしたが、その割には深く眠れたと思っていて、ずっと調子が良い気がしていましたが、やっぱり気がするだけで、実際は身体がついていけていなかったようです。ぱっこり、割れた水筒の蓋。

いつも前日に徹夜で内容を考えるというスタイルの自分が完全に悪いのですが、昨晩、桃姫の声が枯れ出し、熱も少し高めになっていました。それから、いつもはないのに、この日に限って、「パパと寝る〜」と始まってしまい、いやいや、今日はやることがあるから、ママと寝てね、と言うと、大噴火。

それじゃ仕方なし、桃姫を寝かしつけてから、作業をしようと思ったら、そのまま一緒に寝ちゃう、という結果でした。水筒も使えなくなってしまい、睡眠不足、ちょっと危険な感じです。家に帰る時の車の運転も、どこか、身体がフワフワしていた気がしていたので、気を張って、運転して帰りました。

そんなわけで、思いがけず、お湯を毎日淹れて、愛用していた水筒とのお別れが来てしまいました。思いもしないこと、とは言うものの、いつかそんな日が来ると言うのは分かっています。始まりがあれば、当然終わりもあります。出来るだけ後悔のないようにしたいと思いますが、あれよ、あれよ、と過ぎ去って行く時間。

人生、80年で考えたら、もうとっくに後半戦に突入している年齢の自分ですが、親のことを考えると、親達はもっと先を行っています。人生の先輩たちもそうですし、堀尾先生を始め、お世話になっている方々もたくさんいます。ここまで育ててもらって恩返しらしいことが、何一つ出来ていないのが、本当に気持ちを焦らせます。

堀尾先生からの言葉で、「演奏家として大きくなって、いつかステージの上に、お前が俺を呼んでくれる日を楽しみにしているぞ」と言ってもらったことを覚えています。なので大きなステージでライブをする、というのも僕のひとつの目標です。どれくらいの規模のステージなのか、まだイメージが湧きませんが、まずは会場のことを考えるのもありなのかな。

と思い、大きな会場で演奏している日本の有名なソロギタリストと言ったら、押尾コータローさんが思い浮かんだので、少し調べてみたら、昨年、メジャーデビュー20周年の記念で全国を回られていたんですね。一番ラストの東京の会場が、オーチャードホールでのライブとのことでした。オーチャードホール、その名前を聞いたことはあるけど、どんなところなのか全然知らない‥。

えぇと、キャパは‥。2,150席！多！昔、僕が通ってた、小学校の全校生徒が確か1,000人くらいだったので、この倍以上。30年前当時の中津小学校と、菅原小学校の全校生徒を足しても、埋まらないんですね。なるほど。しかも、その規模で、全国の各会場をツアーして回るのだから、やっぱりすごい。

そんなところと比べると、とんでもない話ですけど、自分が大きなところで演奏したことがあったのって、どうだったかなと思い返してみると、100人規模くらいというのが、何回か数える程度であったくらいです。思い返してみると、一番大きかったのは相模大野のグリーンホールで確か1,300人くらい入るホールでだったと思います。でも、その時はソロギターではありませんでした。

今から20年前。20歳そこそこの時、友達のたくちゃんと、ゆずの真似事をして駅前で歌ってた時に、歌を聴いてくれてた方から声をかけられて行ったのです。最初、若い子達を応援する集まりだよ、と言われて、よく分からないまま、参加してみたら、某宗教団体のイベントで、その中の一般参加枠？と言うことでした。

その時の、イベント自体は楽しかったのですが、数日後、その時の演奏をビデオに撮ったから、みんなで観ようと自宅に招かれたのですが、ビデオを観た後、それで入会のほうはどう？と聞かれて、なかなか帰らせてもらえなかった、と言う事もありましたが、余談です。何の話だっけ。いやいや、恩返しの話でした。いつか、僕も自分の企画でコンサートホールで、ライブをしたいと思っています。

それから、堀尾先生から引き継がれたセブンカルチャークラブのギター講師。水筒をダメにすると言う犠牲は払いましたが、またひとつ、目が覚める思いがありました。

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