作曲家コロ助と歌手BONさん - コロちゃんのおかしな日記

堀尾先生の勧めで、メイトンギターを買い、ソロギターでライブをするようになったのが、確か2015年の2月、それから時を経て2019年に先生からライブ冠の『アコギ一本勝負！』使用許可をいただき、コロ助アコギ一本勝負！ライブが始まりましたが、翌年に娘が生まれて、更にコロナ禍もあり、音楽活動停止を余儀なくされました。

2020年の5月に桜ヶ丘インジャゴでやった、アコギ一本勝負！を最後に、ソロライブはお休み。その後、2022年に1度だけ、希望ヶ丘のクロスロードカフェ29で、同じくソロギタリストのめぐさんと共演という形でライブをしましたが、練習不足もやっぱり否めず、個人的には大変悔しいライブとなりました。

アコギ一本勝負！と銘打つためには、毎日の練習が絶対必要と思い知らされました。しかし、同時に、お客さん達の前でライブが出来て、その楽しさや喜びを思い出すことが出来ました。お客さんから温かい言葉を掛けてもらって、どんな形でも、またライブをしたい、と思うようになりました。

そんな音楽活動停止中の去年7月に、音楽仲間のBONさんが、シェリフのニューシングル『湘南サマーブリーズ／ひとりの悲しみ／また逢う日まで』を買うよ、と言ってくれて、久し振りに会うことになりました。その時に色々と相談に乗ってもらいました。嬉しかったのは、コロちゃんはねぇ、ギター弾いた方が良いよ、と言ってもらえたことです。

「ソロの活動ももちろんしたいのですが、今、ギタレレで作曲のほうをがんばっていまして、でも歌が下手過ぎて困っていることがあるんです」と打ち明けて、

「実は、とあるお客さんから、昔の思い出を歌詞にしたんだけど、それを曲にして欲しいという依頼をもらっているんですが、曲には出来たのですが、本人に下手くそな歌を聴かせるのが忍びなくて」

と悩みを聞いてもらいました。

そしたら、何と！BONさん、

「あ、そういうことなら、オレやってるよ。人から依頼されて、歌ってあげたり、曲作ってあげたりっていうこと。コロちゃんの曲、歌って、デモ音源も作れるよ」

えー！！ななななんと！！

それは願ってもいないことです！と、すぐさまお願いをして、別れた後に、録音メモで録った自分の歌を、LINEで送りました。この時、本当に送っちゃって大丈夫かなと、不安もよぎりましたが、

「歌ってほしいってお願いする人が結構いるんだけど、中には、口だけで何にもアクションしないって人もいるんだよね。オレ、そういうの嫌いだからね」

というBONさんの言葉に、背中を押されて、えい！っと送信ボタンを押しました。自分で不安とか言いつつ、3曲送りました。1回で3曲送っちゃうという、この辺が自分でも厚かましい性格だな、と思いますが、多分3曲のうち、どれか1つくらいはマシだって言ってもらえるんじゃないかと期待して、というか保険を掛けていたんだと思います。

送った先で、BONさんがどんな顔で、僕の歌を聴いているのか、仕事も手につかない状態でしたが、しばらくして返事が来ます。「これ、本当にコロちゃんが作ったの？結構良いじゃん、テンション上がってきた！早速一曲ずつ作ってみるよ」と、嬉しいメッセージが書かれていました。

Kimosuiは、僕とBONさんの、こんなやりとりから始まりました。

二俣川の着物屋さん『今昔庵和楽』のオーナーさんから依頼を受けていた歌詞の1つ『ヨコハマナイトアンドデイ』という曲が、BONさんの歌と演奏によって、素晴らしい仕上がりになって、送られて来ました。バンドサウンドになると断然、豪華で良かったです。和楽のオーナーさんにも早速、「曲が出来ました！」と電話しました。

作曲の依頼を受けてから、5年くらい経っていました。だいぶと時間がかかりましたが、和楽さんを訪ねて、ご本人の前で、携帯をスピーカーにして、一緒にBONさんが作ってくれた『ヨコハマナイトアンドデイ』のデモ音源を聴きました。オーナーさん、聴きながら「うん、うん」と良い反応。

「いやー、良かった！スゴい、私のイメージ通りだよ。ありがとう！いやー、嬉しいなぁ」

と、大絶賛してくれました。BONさんが音源をCDにもしてくれていたので、直接、オーナーさんにお渡ししました。他にも預かっている詞は、どれも、このオーナーさんの昔の、横浜の思い出を書いたものです。完全に気を良くした僕は、他の曲も、がんばって作ります！と言ってしまいました。がんばって作るのは、BONさんなのに。

でも、BONさんも結構、乗り気になってくれて、曲にコーラスを入れたら良いんじゃないか、とかバンドにしたら、とか一緒に相談して、あれやこれや話が膨らんで行きました。と言うのも、オーナーさんが、お店のお客さんに声を掛けて、着物を着るパーティというのを毎年しているのですが、それを今度は二俣川にあるコンサートホールで、イベントとしてやりたい、と言うことを言ってくれていたのです。

Kimosuiが生まれたきっかけと、目標は二俣川サンハートでのコンサート、という話でした。続きます。

f:id:korosuke7:20230525124129j:image