そんなわけで、水面下でもそもそと動き、新バンド結成の作戦を着々と進めていました。BONさんとの話し合いの中で、女性コーラスが入ったら良いよね、と言うことで、エリちゃんこと、ellito(エリト)さんが思い浮かびました。その昔、鶴間にあるプリティウーマンというお店で、オールディーズの曲をやるハウスバンドに参加していた時によくご一緒していて、その後、僕のソロライブの時にも度々、遊びに来てくれていた方です。
そのエリちゃんとコロ助で、エリコロというユニットでもって、共演したこともありまして、気心知れた仲だったと言うことと、オールディーズはもちろん、演歌、歌謡曲からロックまで幅広く歌う彼女と、渋めでセクシーなBONさんの声との、相性も良いんじゃないか、と諸々思い、早速オファーをしてみました。そしたら、早々に返事が来て「それは面白そうですね!」と、嬉しいご快諾!
後日、BONさんと3人で合う約束をして、町田の珈琲屋さんに集まり、色々とお話しました。数日後、町田アクトにて、3人でスタジオ入りをして何曲か合わせた結果、曲調に合わせて、BONさんと、エリちゃんが、それぞれメインを取るという、現Kimosuiのボーカルスタイルが決まりました。メインボーカルが変わるスタイルは、新百合ヶ丘ルート66のハウスバンド、憧れのリリーベイビーズみたいなスタイルが良いと思いました。
そもそも、僕の作曲って、良くも悪くも、数打って当たれ的思考なので、思いついたものを、片っ端から形にしているのですが、曲調によって男性、女性で分かれちゃうものが出来てしまうので、バンドで男女両方でボーカルが取れるのは、とても都合が良くやり易いです。あと、男性目線、女性目線、というのもあるので、BONさんとエリちゃん、お二人から意見をもらえる、というのも、すごく参考になります。
そんなわけで、去年は、BONさん、エリちゃん、僕、という、この3人でああでもない、こうでもない、と話しながらバンドの方向性を固めて行きました。話すと言っても、それはLINE上でのやり取りでしたが、ボイスメモの共有も出来て、LINEというのはつくづく便利でした。定期的に、こんな曲が出来ました!と僕がLINEで音源を送って、2人から評価をもらう形で、演奏曲も決まって行きました。
悲しいかな、8割、9割は、ボツ曲になっていたように思います。でも、率直な意見をもらえて、1人で作っている時よりも、少しずつクオリティが上がっていったんじゃないかと思っています。この時には、ギタレレで歌う自分のデモ音源を聴いてもらうことに対して、恥ずかしい、という感覚もなくなって来ていました。
恥ずかしい、よりも、自分の音楽が形になっていくの方が嬉しいのと、楽しい、というのが勝っていたようです。録音したボイスメモを、LINEに送信する時に、最初感じていた「変な曲とか言われたら、どうしよう」という恐れも段々となくなっていました。それからだんだんと年末が近付いて来た頃、バンドメンバーを探していく段階にも入って行きます。ベースとギターは、是非この人と一緒にやりたいな、という人が、もう思い浮かんでいました。
ボイスメモを送るのは緊張しなくなりましたが、今度は、お声掛けして、断られたらどうしよう、という新しい緊張が生まれてきました。エリちゃんの時も、ドキドキでしたが、そんなドキドキが続きます。何でしょう。愛の告白でしょうか。でも、まぁ、相手が決めることなので、ダメ元で聞いてみます、とBONさんと、エリちゃんと相談の上で、ギターと、ベース、お二人にオファーをしました。
この辺、ちょっと前の自分だったら、もじもじして、ずっとお声掛けなんて出来なかったと思いますが、自分の夢の実現、音楽活動の再会、ということに、向かっていましたし、BONさん、エリちゃん、という二人の後押しもあって、何なく出来てしまいました。ギターとベース、オファーの答えを待っている間は、もちろん、ドキドキもありましたが、どんどん行動に移している自分を、変に誇らしくも感じていました。
「雨宮さんからもらった提案『二俣川サンハートで、100人規模でコンサートライブをする』という目標に向かって動いています。オリジナル曲『ヨコハマ・ナイトアンドデイ』を聴いて下さい。歌謡曲×ロックなバンドを一緒に演りませんか」と送った返事が、程なくして、返って来ます。驚いたことに、ギターも、ベースも、「うん、やってみましょう」と一発オーケー。
飛び上がる程、喜びました。これ書いてて、実際、ギターとベース、お二人にオファーを申し出たのはいつだったかと、LINEのやり取りを遡ってみたら、11月の中旬でした。それも息子が生まれた翌週。おめでたパワーの後押しもあったんだな、と思いました。
【お知らせです!】
湘南シェリフ、約2年ぶりのニューシングル!トリプルA面『湘南サマーブリーズ/ひとりの悲しみ/また逢う日まで』
↓公式ホームページよりご視聴いただけます。
https://columbia.jp/artist-info/sheriff/
【自己紹介】
今回もお読みいただきありがとうございます。ギタリストのコロ助です。
『湘南シェリフ』(日本コロムビア)というバンドでギターを弾いたり、声優の森田樹優さん(Qちゃん)と『コロQ』で絵本読み合わせライブをしたり、日本屈指のギタリスト堀尾和孝先生直伝のアコースティックギター1本でのエンターテイメントライブ『アコギ一本勝負!』をしたりしています。
橋本アリオのセブンカルチャークラブでギターとウクレレの講師もしています。
サラリーマンしながら音楽活動と子育ての両立に、楽しくも悩ましい日々を過ごす毎日です。
https://columbia.jp/artist-info/sheriff/
PV『湘南レイニーデイ』
PV『湘南サンセットビーチ』
PV『シーサイドロマンス』
コロQ(森田樹優さんとの絵本読み合わせユニット)
森田樹優さん
アコギ一本勝負!お師匠様
堀尾和孝先生
https://holiokazutaka.wixsite.com/kazutakaholio/home
セブンカルチャークラブ橋本
ギター&ウクレレレッスンやっています。