ピンクの傘と家族 - コロちゃんのおかしな日記

週明けの月曜日、今日は雨でした。車の中を片付けていたら、埋もれたままになってた桃姫の傘が発見されたので、本人に渡してみたところ、大変にご機嫌になりました。保育園の帰り、ちょっとまだうまく使えていない感じでしたが、両手で持って一所懸命、雨の中を差して歩いていました。

保育園の駐車場は、建物のすぐ横にあるので、さっと走って車に戻れば、そこまで傘を差す必要性もないっちゃないのですが、本人が体験出来て楽しそうだったのと、それを見て、僕の方が何だか嬉しい気持ちになったので、今度からちゃんと傘を持ってお迎えに行こうと思いました。

保育園と車までの距離。ほんの数十メートル。この距離を、こうして見守って歩けるのも今だけです。来月の3月いっぱいで、他の保育園に転園することが決まりました。何もなければ、もう一年はいる予定でしたが、金太郎を預かってもらうために、保育園を申請していましたが。今年は桃、金、2人同時に同じ保育園に入れることになりました。

嬉しい反面、今の保育園を離れる寂しい気持ちがあります。登園時に、泣きべそかきながら登園していく姿を見ていたり、最初はまだ歩けないうちから預かってもらっていたり、かと思えば、他の子をお世話するくらいお姉ちゃんになっていたり、僕自身も、サンタ役を仰せつかってクリスマス会に参加させてもらったこともありましたし、というのを振り返っていたら、段々と僕の方が寂しくなって来ました。

何だか、涙もろくなったというか、ほろほろとしてしまいがちですが、これも年齢の重なって来た結果でございましょうか。いちいち、感激してしまって、どうにもこうにも。感激ばかりしてないで、溜まった仕事をしたり、片付いていない部屋と車も、しないと、と現実にも行ったり来たり。

おかげさまで、桃姫のお気に入り傘を発見出来るくらいには、車の片付けも進んでいて、探していたものも、色々と出て来ました。途中、読みかけの本が出現しますが、これがタチが悪いです。一冊、また一冊、と見つけるたびに作業が止まってしまいます。やろうと思って買った、今日止まったのはブログの本とYouTubeの本。

あんまり時間をかけてもまずいので、『ザ・流し読み』という感じで、パラパラっとページを飛ばし読みしながら、時間をかけずに、まるっと一冊通し読み。一応は、一回読んだことになるので、無駄にしなかった、という自己満足ですが、サラッと読むだけでも、キーワードが引っかかるので、また読むか読まないかな目安になります。

それと、片付けには、思い切りの良い『捨てる』という技がやっぱり効果的です。明日はまたゴミ捨ての日ですが、今回は2袋分貯まりました。使わないで、取って置いたこの書類達、いつか使う、は使わないということで、なくても困るものではないと判断して、サクサク捨てています。

使わないものを、いつまでも取っておく余裕はないし、それよりも大事なのは、今使うものを、必要な時にちゃんと使えるようにすることですね。桃姫の書いた、落書きとかも、何年後かの記念になりそうですが、そんな未来よりも今です。心の中で泣きながら捨てます。ごめん、未来。いや、捨てているのは本当に未来なのか。

本当の未来は、これからどうして行きたいのか、自分で考えて作って行くものです。過去の思い出に埋もれて、動けなくなっている場合ではありません。いつでも、チビ達を抱っこしてあげられるくらい身軽にならなければ、何だか、にわかに、考え方にスイッチが入り出しました。

ちなみに、今日捨てた、桃姫の昔の落書きですが、本人の創作意欲は桁違いにアップしていて、お姉ちゃんから使わなくなったクレヨンをもらったのですが、毎日のように作品が増えています。色づかいとかも、変わって来たように感じますし、横線一本とかだったのが、ちょっと絵っぽい感じになって来ました。（あくまで、僕の主観ですが）

すると、算数なのですが、1枚捨てるのに、迷って3日かかる僕に対して、1日で3枚は描いてしまう桃姫。この計算で行くと、僕と桃姫の、捨てる、描く、の追いかけっこは、3日で8枚ずつ離されて行きます。1枚1枚に思い入れを語っている場合じゃありません。1日3枚捨てなければ。

創作意欲もさる事ながら、成長著しい桃姫。話す言葉も、身長も、体重も、態度も、どんどん大きくなっています。走ったら、今のところ、僕の方が全然早いですが、あと10年したら分からないですね。ただ、追い抜かれて行くということが、こんなに嬉しい、となる感情も不思議です。

年のせいなのか、親になったからなのか、色々ごっちゃでよく分かりません。よく分かりませんが、朝起きた時、すやすや寝てる子供達の顔が見れる、というのは幸せだと思います。親になれて良かったな、と嫁さんと子供達につくづく感謝です。もう大きいですけど、上のお兄ちゃん、お姉ちゃんも、こんな感じだったんでしょう。

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