親子の話 - コロちゃんのおかしな日記

Kimosuiの本格始動から半年が経ちましたが、その間、うちのおチビちゃん達もすくすくと育っています。特に生後8ヶ月となった金太郎の方は、いつの間にか、四つん這いで前に進むようになっています。まだバランスが悪く、顔面から前に突っ込んでしまって、ぎゃー！と大泣きすることもしばしば。

だけど、さすが子供の成長は早い。日に日に、それも上達してきて、移動のスピードも俄然早くなっています。リビングに金太郎を待たせて、ちょっと台所仕事なんかで離れていると、最初にいたはずの場所から思いもよらないところへ移動するようになりました。危なっかしくて目が離すことが出来ません。

食器の洗い物だったり、片付けだったり、という少しの家事時間、移動する金太郎との戦いになっています。ぺったん、ぺったんと、手で床を移動している音が聞こえてくるので、姿が見えなくても、金太郎がリビングのどの辺りにいるか分かるので、予測して、金太郎の行く先に危険なモノを置かないようにしてあります。

金太郎を見ていると、明かりがある方とか、洗濯カゴがあるところ、ゴミ箱があるところに向かって移動しているようです。色々と動けるようになって嬉しい本人と、それを見ながら家のことをやる僕と、ドタバタな家事が繰り広げられていますが、要は嫁さん不在の時にやる家事は緊張感が違う、と言うことです。

そんなわけで、金太郎はもうすぐハイハイが見れそうですが、お姉ちゃんの桃姫のほうは、ハイハイすることなく育ち、その代わりの、お尻歩きでの移動だったので（それはそれで、なんとも言えないキュートさが最高でしたが）、金太郎のハイハイする姿が新鮮に映ります。男の子ってこともあるのでしょう、力もついて来て、逞しく育ってくれているようです。

抱っこしていても、気に入らないと暴れ出すのですが、この時のパワーも桃姫の時と違って、ちょっと抑えきれない時があって、うっかりと落っことしてしまいそうになります。注意が必要です。そういえば、お風呂で膝の上に乗せて、金太郎の身体を洗っていたら、思いの外、動くもので、石鹸もついていたせいもあって、つるっと滑って頭から落っことしたこともありました。

落ちてしばらく大泣きしましたが、その後、落ち着くと何事もなく元気に過ごしていたので、ホッとしました。桃姫の時も、うっかり目を離した隙に、2階から階段を転がって落ちて行くという時間がありました。奇跡的に、この時も大泣きしただけで、どこもケガはなく、良かったのですが。落ちていく桃姫を見た時は血の気が引きました。

本当に気をつけないと、と反省していたはずなのに、お風呂で金太郎を落としてしまったので、もう何ともショックです。2人とも大事に至らず、本当に親孝行な子供達です。そんなこともあったせいか、夜中の寝相の悪さ、ちっちゃい足でガシガシこちらを蹴ってきますが、そんなのも甘んじて受けています。

気がついたら、桃姫は3歳、金太郎は8ヶ月が過ぎました。2人の成長の早いこと。そうか、七五三というイベントもあるんですね。実は先月、実の父親が亡くなりました。その父の住んでいた家を片付けている時に、自分の七五三の時の写真が出て来ました。座間の鈴鹿神社で撮った家族写真。

笑っちゃったのは、その時の父が今の自分そっくりなこと。それから、その時の自分が、今の桃姫にそっくりなこと。間違いなく親子だったんだなと、しみじみと思いました。両親は僕が小学校2年生の時に離婚。離婚の原因は夫婦の間のことなので、僕には知るよしもありませんでしたが、両親の離婚後、週に一回、父の仕事が休みの時に会うということになりました。

父は、平日の休みだったので、僕と妹は学校が終わると、迎えに来た父の車に乗って、祖母の家に行き、翌朝、学校に行く前に家に送ってもらっていました。とても思い出で残っているのは、お墓参りでした。父はいつも柄杓で水をかけると、お墓に話しかけながら、素手とタオルで綺麗に拭いていました。

お墓で眠る、おじいちゃんと、伯母さんに話しかけているようで、小さい僕たちに向けて話していたんだろうな、と今思うとそんな気がします。ご先祖様を大切にする、ご先祖様が守ってくれてる、その時はぼんやりと思いましたが、今になってみると、その心掛けが大事なんだなと、強く思います。

なんだかんだで、44才まで生きてこれて、子供にも恵まれて、おかげさまで、とても幸せにやっています。僕はもしかしたら父親に似て、奥さんを大切にするのが、下手くそかもしれませんが、努力して改善していきたいと思います。とか言ったら、一緒にするな、と父に怒られますでしょうか。

僕が成人してからは、父と会うこともほとんどありませんでした。3年前、桃姫が生まれて、会いに行った時に、これから少しずつ親孝行出来るかな、と思っていたところでした。コロナ禍で思うように会えませんでしたが、時折、電話をしてみると、「こっちは変わらないよ」といつも同じ答えでした。

段々と寂しい気持ちが出てくるものですね。

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