夏休みの2人旅 - コロちゃんのおかしな日記

実の父が6月に急逝して、バタバタとした数ヶ月。納骨も無事に終わって、ホッとしていた8月の夏休み。金太郎が緊急入院することになりました。RSウイルスが重症化して気管支炎になってしまい、それにプラス、喘息の診断も。

初めての入院という体験。面会は、1日2人まで。部屋に入れるのは1名ずつ。という決まりだったので、嫁さんと毎日、一回ずつ面会に行きましたが、それまで家でずっと一緒にいたので、金太郎のいない家の中が、ぽっかりと穴が空いたように感じました。

それでも、病院の先生や、看護師さん達が良くしてくれて、1週間後には無事退院出来ました。退院して、経過の1週間が過ぎ、2週間目に突入していますが、どうもRSだけじゃなくて、その他にも何かもらっているみたいで、なかなか完治しません。

男の子は、女の子に比べて身体が弱い、と聞いていましたが、やっぱりそういうことなのかなぁと思いつつも、がんばれ金太郎、早く良くなって欲しいと願う毎日です。

そんなわけで、今年の夏休みも結局、みんなでのお出かけというのは叶いませんでした。元気を持て余している桃姫を、ママが見かねて、2人だけでも思い出作って来なさい、と外に出してくれたので、桃姫の好きなバス、電車で出掛けることにしました。

行き先はどこでも良かったのですが、二人で行ったことがないところに行こうと思い、目的地を小田原にしました。準備に手間取り、バスの到着時間ギリギリになってしまい、遅れまいと、44歳の必死のダッシュの甲斐もあって、どうにか、父と娘の二人旅が始まりました。

桃姫も3歳になって、結構体力がついて来たと思うので、小田原に着いたら、歩いてお城でも見に行こうと思っていたのですが、いざ、小田原に到着してみると、「疲れたー、抱っこー」が始まり、抱っこして歩きましたが、このまま抱っこし続けて、駅からお城までの距離を歩いたら、こっちの身体が持たない、ということで、お城行きを変更して、駅ビルに入っている足湯に浸かりに行きました。

足湯がある階は、エレベーターでだいぶと上がったところで、小田原の街が一望出来る、なかなかの絶景。二人で、いくらかな、と思った足湯も、どこにも受付のようなものはなく、無料で浸かれるようでしたので、キャッキャいう桃姫と、二人で足湯を初体験しました。

お城も良く見えたので、写真も撮りました。

それから、ソフトクリームも買って食べました。やっぱり、外で食べるのが良いだろうと思って、外のテーブルで食べましたが、この夏の暑さ。

桃姫がぺろぺろ食べるよりも、どんどん先にソフトクリームが溶けていくので、ポタポタ溢れていき、手や服にかかるクリーム、拭こうとした紙が風で飛ばされて追いかけたり、漫画みたいになっていました。

しかも僕らがいたのは、結構真ん中のテーブルだったので、ちょっと目立ってしまい、隣のテーブルの人がクスクス笑っているのが、恥ずかしかったです。

それでも、ソフトクリームを何とかやっつけると、気を取り直して、二宮金次郎の像と、3人で自撮りをして来て、嫁さんからの「何か美味しいものを買って帰りなさい」という指令をクリアすべく、シュークリーム屋に入りました。

結局、小田原滞在は、1時間くらいでしたでしょうか。

帰りの電車は、爆睡の桃姫を横目に、つい1週間ほど前に、携帯不通の行方不明時間をやらかしたばかりの場所、開成駅を通り過ぎて、家に帰りました。

帰って来てから、桃姫との小田原プチ2人旅の写真を、嫁さんと見てみたら、ずいぶんと嬉しそうな桃姫の顔に、疲れたけど、行って良かったね、と話しました。

シュークリームも1個500円くらいするだけあって、美味しかったです。

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